赤ワインは黒ブドウを皮がついたまま発酵させることで濃い色となります。世界中からも愛されている赤ワインは、エレガントで洗練されたワインの種類として知られています。この記事では、赤ワインの歴史、生産方法、フレーバーや健康にまつわる話についてご紹介していきます。
赤ワインの歴史:
赤ワインの生産はジョージアのコーカサス地方で一番最初に作られていたのではないかと言われています。紀元前6000年に、ブドウの種やそのほかワイン製造にまつわるものが見つかったと言われています。その後、赤ワインは地中海を中心に広まり、その後ヨーロッパや世界中でも飲まれるようになりました。
生産方法:
赤ワインは、黒ブドウを皮付きで発酵させます。ブドウは潰され、果汁の中に残され、樽やタンクの中で発酵させます。ブドウの皮がワインにタンニンや深みのある色を与えます。その後、ワインは樽やボトル内で熟成され、複雑なフレーバーに仕上がります。
味わいについて:
赤ワインには使われるブドウの品種、生産方法、熟成の仕方などで、様々な味わいが楽しめます。以下が、馴染みのある赤ワインの味わいです:
- フルーティ:チェリー、プラム、ブラックベリーなど
- 土っぽさ:タバコ、森林・草木など
- スパイシー:シナモン、クローブ、ブラックペッパーなど
- タンニン:口の中がドライな感覚に
赤ワインの品種について:
- カベルネ・ソーヴィヨン:フルボディ。カシス、ブラックベリー、タバコなどの香り。ステーキや赤身肉とペアリングされ、人気のある赤ワインの一つ
- ピノノワール:ライトボディ。ラズベリー、チェリー、いちごなどの香り。焼き魚や鶏肉など軽めな食事とペアリングされることが多い。
- メルロー:ミディアムボディ。ブラックチェリー、プラム、チョコレートなどの香り。赤身のお肉や鶏肉、パスタなど合わせられるものは多岐に渡る。
- シラー:フルボディ。ブラックベリー、プラム、ペッパーなどの香り。辛い食べ物や焼いたお肉とペアリングされる。
- ジンファンデル:ミディアム〜フルボディ。ブラックベリー、ラズベリー、チェリーなどの香り。ピザやバーベキューなどしっかりした料理に合う。
- マルベック:フルボディ。ブラックチェリー、プラム、チョコレートなどの香り。赤身のお肉や味が強いチーズなどと合う。
- サンジョベーゼ:ミディアムボディ。チェリー、いちご、スパイシーな香りなど。イタリア料理のパスタやピザと合う。
- テンプラニーリョ:ミディアム〜フルボディ。チェリー、バニラ、タバコなどの香り。パエリアやタパスなどのスペイン料理と合う。
健康にまつわる話:
赤ワインは適切な量であれば、健康への効果がいくつかあることが分かっています。赤ワインには抗酸化物質が多く含まれており、炎症を抑え、心臓病や脳卒中、いくつかのがんのリスクを下げる効果があります。また、赤ワインは認知機能を改善し、アルツハイマー病の発症リスクを低減することが示されています。
最後に:
赤ワインは食事と楽しむことで有名なワインですよね。色んな味わい方がわかると奥行きが深いワインです。知識をつけることでどんどん自分好みのワインを知ることができて、食事もさらに楽しくなるはずです。みなさんの好きな品種や好みのテイストはなんですか。是非色んな赤ワインの種類をチャレンジして、今日のご飯と合わせてみてはいかがでしょうか。